はい、と言う事で世界で初めてビットコインが一国の法定通貨になるそうです・・・。
って言うかエルサルバドルってどこやねん?って言う人が多いと思いますが、中央アメリカの小さな国で、650万人ほどの人口と四国より少し大きい領土の国です。
当然と言うと失礼かもしれませんが、自国の通貨ではなく、ビットコインを法定通貨にするって言うのですから裕福な国ではありません。
国民の7割は銀行口座すら持っていないそうです。
しかし、国民の8割はスマートフォンを持っているとの事です。
暗号通貨を法定通貨にしたくなりますよね・・・w
また、この国はアメリカに移民をしている人が多く、その移民からエルサルバドルに年間60億ドルも送金していて、これはGDPの22%を占めるそうです・・・。
これだけでも驚愕の事実ですが、銀行口座の無い人にどうやって送金をしているかって言う疑問の答えは専門の送金業者です。
当然、手数料は高いと思われます。
もちろん、ビットコインがP2Pの取引だとはいえ、ガスチャージはそこそこ高いのが現状です。
これはシステムの都合上、安くはなりませんが、この問題を解決するために様々な方法が開発されています。
一番有名なソリューションとしてはライトニングネットワークだと言われています。
ただ、ライトニングネットワークは致命的な欠陥があります。
ビットコインが非中央集権のブロックチェーンで出来ているのにも関わらず、ライトニングネットワークはシステムの構造上、そうなっていません。
つまり、カウンターパーティーリスクがあります。
もちろん、他に良い手段が無いので、世界の投資がライトニングネットワークに向かったのですが、現在まともに使えているものはありません。
このままではビットコインはいつまでたってもペイメントには向かない投資対象の暗号通貨になってしまいます。
ただ、最近はサイドチェーンを使ったソリューションを考えている企業もあるそうです。
早く、ライトニングネットワークに変わるソリューションが開発されて、ビットコインがマイクロペイメントなどに使用されるときっと世の中は変わるはずです。
ビットコインは世界の貧困層を救うとも言われています。
その理由は違う機会に書かせて頂きますが、それ以前にビットコインのスケーラビリティ問題を解決しなければなりません。
今回のエルサルバドルに続き、タンザニアも法定通貨に採用されそうです。
貧しい国が貧困を脱出する方法の一つになって欲しいと切に願います・・・。
コメント